深みの霊性2/ひだかたけし
 
そうであるもの
のそっとそう横たわり
いつか僕らが憧れ感触した
あの生動する普遍の大洋
そうであるとしか云いようなく輝き拡がり

 幾何学模様に走る銀鱗の粒やかな響き光り
  銀の煌めきに揺蕩いながらすっと鋭角に切り込み
 粘り付く力動の線の撓み絡まり合い繰り広げられ

僕らが自らの内奥深く
魂の深奥に共有する
霊性のそっと横たわり
いつか懐かしく感触した
あの生動する普き光の大洋
のそっと霊性の自らを創造しながら
そうであるとしか云いようなく輝き拡がり

 今の今もこの瞬間にも のそっとそっとそうであると


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