かたかたぐらし/
唐草フウ
まぶたが閉じるのとたたかいながら
キャラメル箱の移動 ゆれる
向こう側の空 灰色
ほんとうは 終らない色
窓開けて あみどに
バッタの子ども
会いに来てくれた
また自分らしくいられる
転換期にさしかかってても
たじろぐひまはなく
ただ秋へすすむ
一人 金属みたいなよるに追いこまれても
一緒にいたものたちが
きょうの向こうへいざなって
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