意識の光景・ThrakAttack/ひだかたけし
想い、造形流となり
心奥より沸々と
湧き出る裂開に
寄り添う静かさ
叩け、この造形唸り
沸き立つ熱冷んやり
と 、
視界一杯に打刻される
白銀の跳梁の内に
薄暮の密やか
けれども確実に暗み
闇に閉じられようとする
その瞬間に、
真紅に咲く花が在る
という 、刻の
渦巻く深みの底の方
ひっそり仄かな輝き更に
引き込まれ惹き込む普遍の揺動
白銀の跳梁の内に
視界一杯に打刻される
意識の光景の
想い、造形流となり
深奥より沸々と閃き展かれ
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