ロックンロールが鳴り止まない/秋葉竹
 


 

ボクのほうはと言えば
「許す」ことの意味もわからず
夜のこの街で「むかし」を追いつづけている

だから忘れそうなくらいむかしの
からだ中に鳴り響いた
青い瞳のロッククイーンの叫び声のことを

失敗のない夢なんて無いんだってこと
心臓震わせながら刻み込んでくれたビート
許さなくてもいいものもあるってこともね

心を壊すために生きてんじゃ無いからね
届かなかった女王さまへの恋心
にも似た憧れ、崇拝、尊敬、嫉妬、etc

その夜の満月が真っ赤にみえたならいいね
大きなまんまるのサングラスをかけて
ミナミの街を闊歩するのさ、ロッククイーン

まるで
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