腹を決めろよ、もしもその先に行きたいのならば/ホロウ・シカエルボク
 
ことがあるとしたら少し休憩してややこしい話に花を咲かせるのも悪くないかな、なんて考えることはあるけどね、とにかく、その点はリアルを追うことについては何の関係もないっていう話さ、ひとついいかい?人はそれを真直ぐに追いかけたがる、まるでそうしないと不誠実だっていう具合にさ、だけど、そいつは脇道にしか居ないことだってある、俺が気まぐれなのと同じようにね、そうさ、向こうがそうでない理由なんてなにもないはずじゃないか、だから俺は嗅覚、あるいは触覚でもってそいつがどこに居るのか突き止めなければならない、経験値がある程度あれば、そこにカンというものが加わってくる、そいつをあてにするんだ、リアルはどこにだって行け
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