腹を決めろよ、もしもその先に行きたいのならば/ホロウ・シカエルボク
識出来ない、でも確かに理解していると感じる、それを俺はリアルと呼んでいる、そして、そんな感触を言葉にすることをリアリズムと呼んでいるのだ、だからこそ、それはロマンチシズムの先にあるものだ、と何度か口にしているわけだ、生きざま、なんて言葉に変えてみるのもいいな、あなたはどうして書いている?と聞かれて、明確に返せるうちは青二才だってことさ、どうして書いている?と尋ねられて、いまはもうわからない、と答えてるようになって初めて入口に立ったと言えるのさ、リアルは漠然としていて当り前ということだ、それは掴み切れない、それはいくら見ようとしてもすべてを見ることは出来ない、それはどんなに言語化しようとしても出来た
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