止めたくても/秋葉竹
蛇口が壊れたままだから
ポツリポツリと水が落ちつづける
心が壊れたままだから
止めたくても涙がこぼれつづけるみたいな
もう、いいがげんに、しなくては、ね
みあげる瞳にも澄み切った青空が
吸い込まれて来るみたいな気がする
小鳥が囀りながら小枝に止まっているよ
明るく視えるすこし先の未来を歌って
若葉はヒラヒラとやさしい風に舞い
新しい気持ちにさせる歌声が聴こえて
空いちめんを覆っているちいさな光たちは
楽しそうにたゆたっている微笑みながら
昔まいにち遊んだちいさなお寺の境内で
やったビー玉とかをなぜか想い出すよ
青空
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