等し好みに/なけま、たへるよんう゛くを
 
捨て鉢な好意
汽車が眠る場所
優しい巨人の愛撫
想像力の山と谷を
土地柄が考慮されたブレーメン
変動しない順位
誰かのおばあちゃん
物語を消毒されないためにも
明日までの措置
電球の中で暮らす
怪獣よりは身近
電池もう切れたの
ふさわしくある人
涙目で走ってる
自転車は自転していない
インクまだ切れない
缶詰もしくはタイムカプセル
丁寧でお上手
ちょんまげ星人は雑踏に潜んでいる
全能じゃないクセに
消費という言葉を悪者にするまでには飽きるほど消費を繰り返す必要がある
脱ぎ捨ててきた青臭さに今恋をしていた
糊づけされた現場は絶対に見えない
自動車は近ごろ自動しかかっている
冥界の送迎バスの帰りの便でうつむいている男の人
シュレディンガーの雨戸
ニョキニョキと生えてくる者たち
もう思いつかないや
だから終点だ
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