意識の己、ノイズリダクション/ひだかたけし
 
白銀の輝き無数、
漆黒から浮き立ち
魂のそれぞれの
深い懊悩を携え
等間隔に円周辿り
打ち叩き生き行き

この夜、前に佇む静かさに

意識の視界の深き己の
力動の核心、頂き、中心点、 

骨組みだけ露わ柔らかに現れ在り

漆黒から浮き立つ白銀の無数、
官能の極点超え円周突き破り

大音声の轟き輝きヒビキヒカリ放ちて 、

みるみる広がる水ノ色の 向こう次元の感触を得る 。


戻る   Point(2)