※五行歌 五首「どこまでも明るく」/こしごえ
 
澄みわたる
青い空を
深く深く
みつめると
静かさ胸にしんとする



形見の歌を
声に出して
なぞる
あのひとの
いのちを




今を通りすぎる
涙は
天へ帰る
いのちを知って



ほほ笑む
こうして今日も
生きていられる
あのひとの
ほほ笑みと共に



ひまわりの
天に咲く
笑い声
きゃらきゃらと
どこまでも明るく
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