※五行歌 三首「秋の陽を 反射するなか」/
こしごえ
風に舞う
赤とんぼたちの翅が
秋の陽を
反射するなか
草刈りを終える
・
秋の日の
かたむいてゆく時
こころも何かへと
かたむいてゆく
山鳩の歌ひびき
・
青空の奥に
しまわれているものへ
手を
合わすと
よろこびがじんわり
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