量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
 

47.
なだらかなさかを
あなたがゆっくりと
わたしはそのさきを
ただみているだけだった

ほそいみちすじに
ふたりしてあるき
たえがたいさみしさが
ふたりをつつんだとき

ゆきが
そらをけしていた


48.
あさつゆがのこるみちで
あなたがはしっていた
わたしはそのあとを
おいかけることもできず

ひかりがまぶしくて
ふたりしていったことばも
いまはもうとおくの
おとにとけたようだ

うごかずに
かげだけがのこった


49.
かげろうのたつひるまに
あなたがひ
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