量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
 

あめのおとが
ふたりしてしずかに
きえたようにおもえた

しんとした
いえにひびがはいった


36.
あついひのいえで
あなたがひとりしずんで
わたしはすこしずつ
かべにふれた

すこやかな
おとがきえて
ふたりしてさきほどまで
きいたこともわすれて

かわいていた
かぜがぬるくなった


37.
しろいこみちを
あなたがそっとわらった
わたしはそのあとを
ふみしめていった

ひかるはなびらが
おちてきて
ふたりしてひととき
てをのばしてさわった

けれども
[次のページ]
戻る   Point(1)