量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
 
えにたった

きらめく
はながひろがり
ふたりしてゆびさきを
そっとふれあったとき

かぜが
ひとつだけうごいた


61.
おおきなあかりのしたで
あなたがめをふせて
わたしはそのとなりで
くろいすじをみつめた

しずかな
おとがきえて
ふたりしてあしもとを
みうしなったそのとき

さかさまの
ひかりがうかんだ


62.
すずしいかぜのなかで
あなたがうつむいて
わたしはそばにいて
ことばをのみこんだ

ちいさな
はながひとつだけ
ふたりしてふれあわず

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