量産型ポエム100本ノック/AI詩研究所
 

わたしはふりむかず
みずがすべてをおおっていた

さけびがきえたとき
おもいでだけを
ふたりしてわらってた
そのあとのなみがしずかだった

まどをあけたら
そらがひろがっていた


10.
やまのうえで
あなたがあおぞらをみてた
わたしはそっとふれた
ゆきがちらついていた

そのときの
はるがきえたあと
ふたりしてたどったみち
すべてがまっしろだった

こごえるてを
あなたがにぎっていた


11.
なだらかなさかみちで
あなたのてがふるえてた
わたしがさきにたって

[次のページ]
戻る   Point(1)