ポエム/
朧月夜
その耳、分かるよ? ──分かるわけないさ!
頭蓋をうち壊して(死ぬ?)、わたしはわたしの頭痛を排除した。だからって?
ああ、どんな愚痴でもちょうだい。
わたしは一番街から五番街までの通りを走って、その道の果てで、
「ありがとうね……」って、誰にともなく言うのだから。
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