詩想、きっときっと人いずれ(改訂の改訂)/ひだかたけし
 
歳過ぎて
ゆるりゆるり
肉体の衰えゆき
のたりのたり
魂の努め若返りゆき
進む時間の地平の果てにて
透明に澄み渡りゆく独りの神霊となり

この大地へ返礼の信号送る 送り続ける 、

そんな理念を理想とし 
そんな「ある」を「あるべき」とし
いずれきっときっと
人、この一つひとつの人生を生き切る

それこそ単なる理想論 と君は言うのか?

それならそれでこの私、
この単なる理想を理念とし
この「あるべき」を「ある」とし
この人生を生き切ろう

全力にて努め 、ゆるりのたりとのた打ちながら生き切ろう




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