Parasitic 【P】/ホロウ・シカエルボク
 
やろうじゃないか、俺は流動的な意識の塊になって、風のようにお前のところまで行って新しいフレーズを囁いてやりたいのさ、ロマンティックな話だって思うかい、誇大妄想狂の戯言みたいだって…だけど、いいかい、真のリアリズムってもんは、真のロマンティシズムの先にしかないもんなんだぜ、おや、笑っているね、くだらないことを言ってやがるって?ってことはあんたも一度はこんなことを突き詰めてみたことがあるんだろうね、無いってんならただの間抜けだけどね、ねえ、もしも俺の言ってることが理解出来るなら、あんたもきっとポエジーが身体の中でざわざわと蠢いているんだろうね…。


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