GirlLovesMe(改訂)/ひだかたけし
晒され濡れそぼつ
盲目の天空
高くひろやかに
入っておいでと
巨大な紫の花冠の揺れて
黄色い頭巾被り
赤い唇輝かせた
女の冷たい顔 、
オマエの顔に触れると
普き孤独の壁起立し
その峻厳に震える響きに
拡がりゆく裸木の群れ
射抜かれる俺の胸奥、
あゝ色んな動物や植物や鉱物の
住み生きる俺のなかに
巨大な紫の花冠揺れ続け
張り裂ける盲目の天空、
降り頻り爆裂する
宙宇の露呈
高々と響き渡り
突き抜けろと
零度の声、
聳え立つ普き孤独の壁に反響し
その内で次第に純白に澄み渡りながら
入っては突き抜け 突き抜けては入って
降り頻り爆裂スル宙宇に、
今ひたすら眼差される自分が居る。
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