短歌/秋葉竹
君しにたもうことなかれ、
って
終戦の日やから、なぜかふと想った。
短歌って
そんなことも
書けるんやもんなぁ、って。
みだれまくった髪の毛を
整えて
整えて
着物着て
歩くの
しんどかったやろなぁ、
(あ、歩くは、生きるの、比喩やで?)
知覧とか
知らないけれど知りたいと
云う女の子が好ましい、と想ふ
語り継ぐ
ものとてもなくて悲しみを
知りたい知覧を知らぬ、異国よ
戦争を
しないと想わせるための
知覧にゆきたい子の心、知れ
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