俺は初期衝動を持ってる/ホロウ・シカエルボク
意味に気付くことが出来るだろう、そんなことに気付くまでにとても長い時間がかかった、でもそれで良かった、沢山の言葉を使うけれど、無駄なものは一切無い、そんな書き方を覚えることが出来たから…始まりのように生き続けることは出来ない、誰も彼も始まりにこだわり過ぎる、初期衝動をありがたがり過ぎるのだ、それは愚の骨頂というやつだ、それでいいのはパンク・ロックぐらいだ、そうじゃないか?俺は詩というのは人間の心の動きをそのまま記すものだと思っている、そこに意味がある、逆に、こう言うことも出来る、瞬間瞬間の感覚、感情をただ写し取っていく行為の中にあるのは、初期衝動でしか在り得ないと―矛盾していると思うか?それは浅は
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