編地の揃わない悲しみに/涙(ルイ)
 
***

 どんなにいらないからって
 捨てることができないものはなぁ〜んだ?
 
 それは自分自身です

*************************

 悲しみの数をひとつふたつと数えても
 いつまで経っても終わりがないの
 数えるたびに増えてしまうのは
 一体どういうわけなのかしら

*************************

 生まれたこと自体が 私自身をがんじがらめにする

*************************

 誕生日は忘れたふりをしていたわ 
 祝福されて生まれてきたわけじゃないし
 自分の親にさえ忘れられて
[次のページ]
戻る   Point(2)