ピエロのナイフ/ホロウ・シカエルボク
 
う、誰がそれをどう思うかなんてどうだっていいよ、俺が人生を通して感じてきたことはそれだし、俺はそれが自分のやるべきことだと思う、俺は目の前に居る君とは違うし、その辺をうろついている連中ともまるで違う、それは俺が詩を書き続けているからなんだ、詩を書き、自分だけの言葉を知り続けてきたからだ、祭りが終わり、街路は急に静まり返った、いつのまにかこんなに時間が経っていたんだ、俺は身体を伸ばす、目の前には出来上がったばかりの詩がある、それでどうにか今週も道化を続けることが出来るだろう。


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