ピエロのナイフ/ホロウ・シカエルボク
 
を考える、イメージはぼんやりとうろついてはいたがまだゴーサインは出なかった、インスタントのカフェオレを飲みながらパズルゲームをしていると知らない間に一時間も経っていた、いまどきは時間さえインチキをするのかもしれない、俺が見ていない間に駆け足で進んだりしているのだ、俺はタブレットを放り出しワードを立ち上げる、やることが無いのなら書いてみたほうがいい、書きたいから書く、という感覚を信用しなくなった、それはただの自己満足だ、書きたくなくとも書ける方が結果を出せる分ずっといい、俺が決めていることはひとつだけ、週末の休みにひとつは書く、ということだけだ、そうすれば感情に左右されることはない、書いている人間が
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