Red/
ひだかたけし
鋼鉄の視界に
荒涼とした原野開け
雨は降り続ける
この終わり無き日々に
あらゆる詩行を辿り
未だ応え無きまま
荒涼の原野に心情の熱注ぎ続け
脳髄という墳墓に埋められた
死んだ思考を目醒めさせんと
雨は降り続ける
この終わり無き日々を
垂直に切り裂きながら
鋼鉄の視界に 、
マボロシのこのヨが
此の世という幻のまま
荒涼として 雨は降り続ける
戻る
編
削
Point
(3)