※五行歌 五首「大きな一つの 命」/こしごえ
 
夏の
最終回の後に
秋が始まる
あいまいな最終回に
さびしみと歌う



さびしさの
突端に
幸せの家を建てる
歌は
すこし手をふる



月の鏡に
思いを
映すと
冴える
月光



青く青い
青空に
白く白い
入道雲。
ひとり立ち尽くす私



今は
回り回って
全てとつながっている
大きな一つの

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