五行歌、大地と意識と 大地震を前に/ひだかたけし
 
うっすら光り広がる
意識の視界の開け続け
やがてそれら 、
白銀に光り揺れ輝くひたすらに
誰かの優しい眼差し感じながら



生死の境域を奔走しながら
自らの意識を最後までに
しっかり保ちあれば
観えて来るもの確か在る
例えこの大地が張り裂けるとも
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