みずいろ/秋葉竹
 

たとえば正しい悲しみの音符さえ
できるだけ
やさしい音色で
奏でたいと想う

上手じゃなくて
いい

ヘタで
いいんだ

そしてそれでも
これが未来への道だから
みずいろのこころから流れる
果てのない永遠の道ゆきだと
確信しているから
きっと
わたしたちは
いずれ山の頂に
登り切ることができるのだろう

それが最期のときなら
それはそれで
とても
すごく
胸いっぱいの
とくべつで
しあわせな
瞬間なんだと云えるのでは
ないだろうか








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