※五行歌 六首「闇があっての光」/こしごえ
蜩の歌声
何万年昔のそれと
何万年後のそれは
変わらない歌声だろうか
愛の歌の
※ 蜩=ひぐらし。別名、かなかな。
・
濃い影を
つくる光は光か
光とは
導く存在ではなかろうか
闇があっての光
・
私のこころに住んでいる
闇と光は
仲良しだけど
たまにケンカもするよ
お互いさまなんだ
・
扇風機の
風に
救われる
夏の日々
命の恩機
・
林の陰で
涼む
大昔の人が
したように?
目をつむり
・
手を
合わせてから
草むしりをした
ごめんね そして
ありがとうさま
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