愛のお伽韻律(改訂)/ひだかたけし
樹林を縫い
薄っすら輝く
白い道 、
すっと伸びゆく
何処までも
うねりくねり
いよいよ白く
気付けば
そっと純白に 、
そして
すっと透明に
ずんずんずんずん
進み来た我、
驚きながら
みれば
すぅうとからだ
透明に
澄みゆき
道と一体化し
眼下の河の流れ
キラリと波打つ銀
と見る間もなく
宙に放り投げられ
、
染み入る
ブルーぶるぅブルー
壮麗な輪っか輪っか
廻り躍り脈動し
あたり構わず
輝き在る星々集めゆく
をっ 、
しんみり見入る私は誰?
戻る 編 削 Point(4)