※五行歌 七首「いのちを 焼べる」/こしごえ
 
こころの闇を
照らす
五行歌に
いのちを
焼べる

 ※ 焼べる=くべる。



失われた何かと
ひきかえに
何かを得た
何かは
何かを何かしていく



手を
合わす
思い
人知れず
宙をみつめる



時計は
時の
地図で
私が今ここに在るという
よろこびを教える



ありがとう
いのちを
おもってくれてさ
あなたのいのちへ
ありがとうさま



こんな時もある
こんな時は
こんな時もあるさと
遠くを見つめ
ほほ笑む



みんな
いっしょに
宇宙のなかで
小さな星に住み
いのちを知る
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