まぼろしそんぐ/
ひだかたけし
ふんわかふわふわ
白雲流れゆき
自らに映り出す
とほいとほい光源の影
散りばめちりちり
細やかに
私という霊魂を
優しく慰撫し
影踏みながら懐かしみ
受け容れられること
ひたすらじっと待ちながら
今日も夏の青空に
狂いゆく夏の熱穹に
縦に伸びたり横に膨らんだり
不思議なカタチを織り成して
瞬時瞬時 、ひたむきに
ふんわかふわふわ ふわふわふんわか
戻る
編
削
Point
(3)