まるで詩のように/TAT
 




苦しみ村には悲しみがいて
悲しみ村には嘲りがいる

嘲り村には喜びがいて
喜び村には幸せがいる

俺たちは幸せに向けてハイホーと叫ぶ
喉が破れるまで叫ぶ

もちろん苦しみに伝言を届けてもらうためにだ



じゃなきゃこんな馬鹿と

ものなんか一言も交わす義理はない




けれども幸せは全てを見透かしていて








幸せは幸せそうに
幸せな顔をする











この世に憎しみの見本があるならば

それは俺の顔をしてるだろう


俺の顔をかたどっているだろう
















風が吹く


それは南から北に吹き抜けて




俺はなんで寒い風は






ブルーじゃないんだろう


青い色をしていないんだろうって



そう思ってる






もう2024年なのに





















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