朝空/
おやすみ
飛ぶことが苦手で
さえずることを覚えた小鳥は
せめてこの歌が朝空高く
飛べばいいのにと願うのでした
誰も傷つけない歌なんてない
言葉はいつか夕陽のように
燃えて落ちてくものだから
だからせめて
重たくならず
流されず
かろやかに飛べ、私
戻る
編
削
Point
(6)