自殺には感覚的な痛みがない/由比良 倖
に クランチのひずみ なみだ
新しいは古びることだから好き
世界にはぼくの望むものなんて何もない
だからぼくの意識はどこまでも飛んでいく
すりぬけていく風がぼくになにをしたって 太陽はいつも冬だから
君が誰だろうと 僕が誰だろうと
君の独り言は全部聞かれていると思わない?
影響して あたたかく あなたはただ叫ぶだけでいいの
that’s right……………..試すことなんて無いの ただただ
空には私が気にするものなんて何一つ無いの
僕が考えるべきものなんて だから僕の眠りは誰にも邪魔されない
大気圏を越えたあたりに、ううん、全ての記憶が死んでしまった
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