第49回城戸賞二次選考通過作品シナリオ【銀木犀の樹の上で】改編稿?/平瀬たかのり
 

健介「デブなん?」
蘭子「デブです」
健介「朝から卵入りの袋麺か。なか
 なかのプロフェッショナルデブ
 やな、それは」
蘭子「『――プロフェッショナル
 デブ』」
   ふたり、無言。やがてどち
   らからともなくクスクスと
   笑いだす。その笑いはやが
   て爆笑へ。
蘭子「明日、明日言うたろ。『あ
 んたプロフェッショナルデブや
 で』いうて」
   笑い続ける二人。
   ドアが開く。美花が入って
   くる。
   唖然とした顔で二人を見る
   美花。マズッたという顔に
   なる蘭子。笑い続ける健介。
    ×     ×    ×
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