Egg Shell(脆いが硬い)/ホロウ・シカエルボク
倒臭い、厄介な代物だ、四つん這いになって這いながら笑っているのは俺だった、部品が欠け落ちた喉から漏れているようなかすれた奇妙な笑い声だった、俺はそれを悲鳴に変えられないかと思った、悲鳴の方が少しはまともに見えるだろうと考えたせいだった、でもそれは上手くいかなかった、アクセスのすべては捻じ曲げられているのだ、何故だろう、と俺は改めて思った、そもそも、脳髄を食らおうとしているこの狂気はいったい何処から生まれて来たのか?どんなに考えてもそれは俺の中から生まれて来たものだという気がした、でなければ俺に対してアクションを起こす理由などないのだ、俺はすべての感情を捨てて、その狂気にどっぷり漬かってみることにし
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