光の中を流れる叡智が生きている/ひだかたけし
 
灼熱夏の
到来に、
自らの闇
夜闇に深く沈め

すべて棄てて曝す際 、

ヒカリ橙色に
やはらかく輝く
意識の視界、
カウントダウンの渦中に
奈落の底を眼差し
崖っぷち歩みながら

向かい家の明かり、

今夜も灯り
その暖かな優しさ
気付き、
改め新たに
ふと到来し それ、

強い光でもなく
弱い光でもなく

狭間に淡々と深く

懐かしく輝き在るヒカリ 、

私の抱える闇を和らげ明るませ

闇と光の均衡の内に私を在らしめ










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