陽の光を朝に浴び 、/ひだかたけし
陽の光を朝に浴び
その輝きに手を触れる時
アナタの纏う衣の
すきとほる純白
わたしを包み込む
そうしてわたしは
わたしの自己存在を
眼を見開き見入り
耳を澄まし聴き入り
何処にいくのか
問いもせず
只夢中に走っていた
幼子の頃の庭先に
はためく白い旗の幻影
ぷわんと浮かび来るを
意識の明るみ触れて観る
そうして又
明るむ意識を
更に明るませ
わたしを包み込む
すきとほる純白
アナタの纏う衣の
その輝きに触れる時
陽の光を朝に浴び 、
わたしはわたしの
自己存在の
更なる行方を
追って居る
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