何かが産まれそうな夜/
flame
私ごときの安っぽい言葉でよろしければ幾らでも召しませ、我が姫
何かが産まれそうな夜には決まって独り歩き
投げやりのような言葉、でも私の精一杯の言葉
白い蛍光灯の明かりは明るくて病んでいて
この目にもその目にも痛かった
何かが急激に高まったのは何時だったのだろう
相変わらず手紙が来ない
やがて四肢がばらばらに
救いを求めても声は届かない
結局
私ごとき下賤の輩の言葉でよろしければ幾らでも召しませ、我が姫
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