恋のけもの/秋葉竹
いう言葉が嫌いだ
精神性とか
感受性とか
個性とか
多様性とか
だいたい性のつく言葉は
わたしにナニカを突きつける
それは氷のヤイバって
比喩表現でもOKなありきたりな
スルドサなのかもしれないな
恋って、不可思議。
過去の海を泳ぐ泳ぎ方を知らないと
恋のひとつもできやしないみたい
なんだかつまらないくらいややこしい
けれどもその魔法にかかれば
すべてが幸せな世界になり
どこでもキラキラな空気になり
生きてるだけで楽しい気持ちに
してくれるお手軽でお気楽な嘘だとしても
そこにくるまれるいっぴきの
恋のけものになりたいんだ素直にそう
それはやっぱりそうなんだ
それはとても良いことなんだと想うんだ
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