ヒビキヒカリ自我/ひだかたけし
 
ゆっくり
渦巻きながら
在るという謎に
誘うヒビキヒカリ

 人、知っているのだと
 唯、覆われ忘れられて

ヒビキヒカリ言の葉舞う
想起の方途のレッドゾーン
飛び跳ね躍るヒビキヒカリ

意識の次元の壁突き破る
意識の深みへ沈んで
沈みながら光を掲げ持ち

 震える舌、槍に突き刺さり
 太陽の旋律、絶えず落ち来て

ゆっくり渦巻きながら
人、
自ら在る謎にアクセスする

時流光裂し閃き煌めき
垂直に開けるこの瞬間
     、
ヒビキヒカリそのものとなり

背負う荷の重ければこそ

眼差す意志の核、意識の内深く

埋もれ在るもの照射し尽くさんと


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