五行歌、ひとつ魂の/
ひだかたけし
断崖絶壁の際に立ち
臨めば、
清流の流れ遥か底に在り
身を賭して
他者のために新生せよと
今日擦れ違った人、
紫掛かりうっすらと
純白の端正な面持ち
浮かび来る
、
肉にひとつ魂の表出し
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