けがされもの/秋葉竹
砂利や小石やガラスのカケラが
鋭くつき刺すのも無視して
走りつづけて行ってやる
ねぇ
僕の心の中に住む神さま?
僕は嫌われたり嫌がられたり
憎まれたり貶められたりするのなんて
へっちゃらだよ?
だって僕は
最悪の偽善者だし
最弱の偽悪者だと
じぶんでじぶんのことは
知っているからね
でもね
そんな僕でもね
ひとの心の隙間に入り込んで
痛さや辛さや弱さや儚さに
ゆめをあたえてあげたいな
なんて
ゆめをみたりするんだよ?
花の咲く
澤に風吹く揺れながら
悠々と生き穢れて死にたい
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