詩想、この夜にー五行歌借り/
ひだかたけし
生の源に
死ノ横たわり
死の源に
生ノ横たわり
それら貫き蠢く力動ノ在り
南側から
暖ったかい陽射し
北側から
吹きつける冷たい風
それら均衡の内に生の営み在り
君の顔 浮かぶよ、
快活な陰惨な君の顔 、
意識の森の奥の億の水辺にて
生きて死し死して生き、
いよいよ深み帯びゆく君の顔。
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