喜劇/秋葉竹
 


  

愛していないと死ぬようなひとと
呼ばれたいなぁ

永遠に成熟なんてできない
終わりのない時間を生きる
恋愛を
したいなぁ
時間に縛られてもそれもいい
いつ逢っても新鮮な
甘さのなかにある
すこし酸っぱすぎるくらいの
舌をからめて

止められない嗚咽がいつまでも
僕が悪いんだと想い知らせる
出られない牢屋に閉じ込められたよう

劣っているとじぶんを貶める
ことから
許されたい悲しみの果てに
ただ消えない罪だけが
なんどもなんども僕を責めるよね

言葉が心を切り裂く刃物だと
想い知ったんだよ

好きよりもさきに
嫌いになってしま
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