※五行歌 六首「役目といういのちがある」/こしごえ
 
トゲが
こころに刺さる時があります。
ささいなトゲであれば
トゲはぬくこともできるでしょう
人知れずに



終わる
時が来るまで
私は
覚めない
夢を見ているのだ



私を応援してくれる
私の小鬼といっしょ
時々
人生はゲームだと思うと
生活も楽しくなるんだ



零にはね
無いという零の
役目がある
時には現実の
幽霊である私



物体には罪は無い
罪があるとしたら
それは人の行いにある
そして物体にも
役目といういのちがある



私は
私自身の役に立ちたい
そして時々
相手の役に立てばいい
命ある限り
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