天国/
atsuchan69
尻の曲線に墜落した
堕ちたのは、
きっと酒のせいだ
窪みから下腹部を抜けて
波打つサテンのシーツを泳ぐ
女の夜は満天の星空で
凍った涙のように美しかった
柔らかな乳房の谷間で
肌の温もりをもらい、
エロスの匂う首筋からうなじを
夜明けとともに駆ける
ベッドの部屋に女の声が弾んだ
そして卓袱台の天国には、
炊きたての飯と味噌汁があった
小さな天国は悪くない
目玉焼きと白菜の漬物も好きだ
なによりも、女の顔が嬉しい
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