古代にいた子(回文)/
水宮うみ
イタコ、暖炉、雲の姿。ガスの目論んだ固体。
いたこ だんろ くものすがた がすのもくろんだこたい
重く語ってったか、蜘蛛を。
おもくかたってったか くもを
餅の命の要素。滅ぼそうよ、後の命も。
もちのいのちのようそ ほろぼそうよ のちのいのちも
寝る。深き夢見ろと微睡み、目、雪が降るね。
ねる ふかきゆめみろとまどろみ め ゆきがふるね
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