赤い墓標/TAT
 
場へ来て働いちゃ、小金をかせいで町へ行き、きれいさっぱり使ってしまう。それが終わると、また別の農場へ行って、汗を流しながら働く渡り者だ。先にはなんの望みもねえ』






ダニー・ゴー

『おれたち二人は、そんなじゃねえ。先には望みがある。たがいのことを気にかけあう話し相手が、ちゃんとある。ほかに行くところもねえからと、酒場へはいって金をむだ使いすることもいらねえ。ほかのやつらは、ブタバコにでもぶちこまれりゃ、もうそれっきりだ。だれがかまおうと、だめになっちまう。だけど、おれたちはそんなじゃねえ』








ブラック・タンバリン

『「金をかせぐまで
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